アーティストによるワークショップ「一時画伯」の活動・情報を発信しています。
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お待たせ致しました、アートフェア東京でのWSのご報告です!
ご報告が遅くなってしまいましたが、7月29日〜31日に開催された、「アートフェア東京」に、一時画伯も参加させて頂きました。
アートフェア東京(以下AFT)さんと、今回のAFTのメインスポンサーであるドイツ銀行グループさんとのコラボによる「アート・ファン!」プロジェクトへの参加です。
私達は、このプロジェクトのひとつである、子供向けのWS開催と、子供達がうちわに絵を描く機会をいただきました。
そして、28日のプレスプレビューの日から、「アートファン!」プロジェクトの壁面を使って、これまでの活動などを紹介させて頂きました。
↓設営の様子↓
31日はワークショップ二本立てを開催!
午前は一時画伯の発起人でもあるアーティスト・流 麻二果と建築家・本橋良介さんによるワークショップ「虹の柱」です。
これは、東京の子供達と東松島の子供達によって番屋の柱を彩り、色を失った被災地に虹をかけようというWS。
一時画伯では初めての二人のクリエイターによるものですが、実は二人だけのプロジェクトではないのです!
「番屋プロジェクト」という、宮城大学の竹内研究室から始まった、震災によって津波で家や職場を流されてしまった漁師達が集まったり作業する為のスペース「番屋(=漁師小屋)」をつくるプロジェクトがあります。我々一時画伯のメンバーは、宮城県南三陸町に施工中だった番屋第一号を5月に訪ね、竹内先生にお会いし、以後、何か一緒にできないかコンタクトをとり続けてきました。
そして8月に、南三陸町に続き、東松島市にもこの番屋が竣工されると伺い(8月末現在、既に竣工しました!)、AFTでは東京の子供達と東松島の子供達の架け橋になるようなWSを展開したいと考え、東松島市・番屋の柱を彩る企画を提案。
「虹の柱」は、ようやく実現に至った「この番屋プロジェクトに繋がるWS」となり、宮城県漁業協同組合鳴瀬支所+宮城大学竹内研究室+宮城大学のアートのサークル「ART STANDARD.」+ 「一時画伯」 が協働して実現する企画でもあります。
※南三陸町の番屋が完成した際の記事はコチラ
東京の子供達が参加してくれたAFTでの「虹の柱」の様子です。
まずはシマシマや虹色のアートの作品を紹介し、世界のアートの広がりを知ってもらい、自分たちが彩る柱のイメージと共にこのWSの趣旨も説明。
そして好きな色、元気が出る色を2色選んでもらって、絵具の混色によってその色を作ります。色の仕組みを少しお勉強。
その色で自由な幅でシマシマを塗っていきました。「描く」のとまた違い、「塗る」という行為には没頭して心が落ち着く作用もあります。
「番屋」のペンキ屋さんになって!とお願いしたら、とっても大事に塗ってくれる子もいたり、色の選び方や塗り方も、子供達ひとり一人に個性が出て大変興味深い!
最後にもう一度、自分たちが塗った「虹の柱」がどこに届けられるのかを説明して終了となりました!みんな東北を想って参加してくれました!
そして、午後の部は、これまた一時画伯初の外国人アーティストによるWS!
フランス出身で現在は日本に住んでいるアーティスト、ニコラ・ビュフさんの登場です。
フランス大使館での「No man's Land」に行かれた方は皆さん覚えているでしょう、
あの入り口にあった段ボールによる凱旋門のようなゲートを(ちなみに私は記念撮影までしてました!)!
印象深いあの作品を制作したのが、このニコラさんなのです。
今回は、そのニコラさんが「ランタンを作りましょう」という、家族で一緒に楽しい時間を過ごし、シンプルな素材で本当に外で使える簡単なランタンを作るWSを行うことになりました。
……そう、段ボールを使って!!
さて、実際のWSの様子です。
段ボールでできたパーツに色を塗り、組み立てていきます。
色は、もちろん自由に!
なんだか見慣れたような見慣れぬような、そんな形のパーツ…。。。
なかなか使い慣れない形や絵の具を、ボランティアスタッフと協力してパーツを個性的にカスタマイズ!
絵の具を乾かしている間に、「アートファン!」企画で、AFTさん・ドイツ銀行グループさんからいただいた「うちわ」に「みつばちクレヨン」でお絵かき☆
午前の部では、会場でWS開始時間を待つあいだや早く塗り終わった子供達が、お絵かき。
真剣にうちわに描いている様子から、彼らが純粋に描くことを楽しんでいることが伝わります。
ニコラさんのWSに戻ります。
パーツを組み立てていき、最後にしっぽをつけてみると……
それは動物の形をイメージさせる、そんなランタンが!
カラフルな、動物のランタンができました!
実は、このWSは東松島・番屋にあかりを贈ろうという思いからはじまりました。
電気もまだ通らない被災地の環境に「ランタンのあたたかいあかりを届けたい」という気持ちをニコラさんに伝え、ニコラさんがこの内容を提案。
東京にいる子供たちが、そして現地でも子ども達とランタンをつくり、ふたつのあかりがともれば、物質的な灯りではなく、 こころの通った「あかり」が届けられると私達は考えます。
しかし、現地での必要物資の状況は刻々とかわります。灯りという必要不可欠なものを贈るにはもっと協議が必要という結論にいたり、今回のWSでは、家族とともに楽しむランタンをつくり、あたたかいあかりの輪を今後広げていければと考えています。
「子供達がアートにふれる機会をもっとーー」というコンセプトの私たち一時画伯が、アート業界の方々が集まるAFTでWSをやる意義を考えながら企画したこの2つのWS。
WSの方向性をスタッフでとことん話し合って、この大きなアートイベントに参加したことで、次に繋がるWSとなりました。そして、私達の活動がさらに伝わり、厚みのあるものになっていくのではないか?と感じずにはいられません。
このような機会をくださったAFTの方々・ドイツ銀行グループの方々、参加して下さった子供達・保護者の方々、いつも臨機応変に対応してくれる頼もしいボランティアスタッフの皆さん、一部ご協力頂いたターナー色彩株式会社様、などなど、みなさま本当にご協力ありがとうございました!!
↓お片付け終了後、スタッフと記念撮影☆
さて、「虹の柱」@東松島・番屋の開催は、今週日曜日9/4となりました!
AFTの時点では8/23の開催とお知らせしておりましたが、現地調整などにより延期となっておりました。
現在、一時画伯スタッフはその準備をせっせと進めております。
また、こちらのblogで様子をお伝えしますので楽しみにお待ち下さい。
(ふ)
☆このWSの他の写真は、Facebook一時画伯ページでさらに公開中☆
アートフェア東京(以下AFT)さんと、今回のAFTのメインスポンサーであるドイツ銀行グループさんとのコラボによる「アート・ファン!」プロジェクトへの参加です。
私達は、このプロジェクトのひとつである、子供向けのWS開催と、子供達がうちわに絵を描く機会をいただきました。
そして、28日のプレスプレビューの日から、「アートファン!」プロジェクトの壁面を使って、これまでの活動などを紹介させて頂きました。
↓設営の様子↓
31日はワークショップ二本立てを開催!
午前は一時画伯の発起人でもあるアーティスト・流 麻二果と建築家・本橋良介さんによるワークショップ「虹の柱」です。
これは、東京の子供達と東松島の子供達によって番屋の柱を彩り、色を失った被災地に虹をかけようというWS。
一時画伯では初めての二人のクリエイターによるものですが、実は二人だけのプロジェクトではないのです!
「番屋プロジェクト」という、宮城大学の竹内研究室から始まった、震災によって津波で家や職場を流されてしまった漁師達が集まったり作業する為のスペース「番屋(=漁師小屋)」をつくるプロジェクトがあります。我々一時画伯のメンバーは、宮城県南三陸町に施工中だった番屋第一号を5月に訪ね、竹内先生にお会いし、以後、何か一緒にできないかコンタクトをとり続けてきました。
そして8月に、南三陸町に続き、東松島市にもこの番屋が竣工されると伺い(8月末現在、既に竣工しました!)、AFTでは東京の子供達と東松島の子供達の架け橋になるようなWSを展開したいと考え、東松島市・番屋の柱を彩る企画を提案。
「虹の柱」は、ようやく実現に至った「この番屋プロジェクトに繋がるWS」となり、宮城県漁業協同組合鳴瀬支所+宮城大学竹内研究室+宮城大学のアートのサークル「ART STANDARD.」+ 「一時画伯」 が協働して実現する企画でもあります。
※南三陸町の番屋が完成した際の記事はコチラ
東京の子供達が参加してくれたAFTでの「虹の柱」の様子です。
まずはシマシマや虹色のアートの作品を紹介し、世界のアートの広がりを知ってもらい、自分たちが彩る柱のイメージと共にこのWSの趣旨も説明。
そして好きな色、元気が出る色を2色選んでもらって、絵具の混色によってその色を作ります。色の仕組みを少しお勉強。
その色で自由な幅でシマシマを塗っていきました。「描く」のとまた違い、「塗る」という行為には没頭して心が落ち着く作用もあります。
「番屋」のペンキ屋さんになって!とお願いしたら、とっても大事に塗ってくれる子もいたり、色の選び方や塗り方も、子供達ひとり一人に個性が出て大変興味深い!
最後にもう一度、自分たちが塗った「虹の柱」がどこに届けられるのかを説明して終了となりました!みんな東北を想って参加してくれました!
そして、午後の部は、これまた一時画伯初の外国人アーティストによるWS!
フランス出身で現在は日本に住んでいるアーティスト、ニコラ・ビュフさんの登場です。
フランス大使館での「No man's Land」に行かれた方は皆さん覚えているでしょう、
あの入り口にあった段ボールによる凱旋門のようなゲートを(ちなみに私は記念撮影までしてました!)!
印象深いあの作品を制作したのが、このニコラさんなのです。
今回は、そのニコラさんが「ランタンを作りましょう」という、家族で一緒に楽しい時間を過ごし、シンプルな素材で本当に外で使える簡単なランタンを作るWSを行うことになりました。
……そう、段ボールを使って!!
さて、実際のWSの様子です。
段ボールでできたパーツに色を塗り、組み立てていきます。
色は、もちろん自由に!
なんだか見慣れたような見慣れぬような、そんな形のパーツ…。。。
なかなか使い慣れない形や絵の具を、ボランティアスタッフと協力してパーツを個性的にカスタマイズ!
絵の具を乾かしている間に、「アートファン!」企画で、AFTさん・ドイツ銀行グループさんからいただいた「うちわ」に「みつばちクレヨン」でお絵かき☆
午前の部では、会場でWS開始時間を待つあいだや早く塗り終わった子供達が、お絵かき。
真剣にうちわに描いている様子から、彼らが純粋に描くことを楽しんでいることが伝わります。
ニコラさんのWSに戻ります。
パーツを組み立てていき、最後にしっぽをつけてみると……
それは動物の形をイメージさせる、そんなランタンが!
カラフルな、動物のランタンができました!
実は、このWSは東松島・番屋にあかりを贈ろうという思いからはじまりました。
電気もまだ通らない被災地の環境に「ランタンのあたたかいあかりを届けたい」という気持ちをニコラさんに伝え、ニコラさんがこの内容を提案。
東京にいる子供たちが、そして現地でも子ども達とランタンをつくり、ふたつのあかりがともれば、物質的な灯りではなく、 こころの通った「あかり」が届けられると私達は考えます。
しかし、現地での必要物資の状況は刻々とかわります。灯りという必要不可欠なものを贈るにはもっと協議が必要という結論にいたり、今回のWSでは、家族とともに楽しむランタンをつくり、あたたかいあかりの輪を今後広げていければと考えています。
「子供達がアートにふれる機会をもっとーー」というコンセプトの私たち一時画伯が、アート業界の方々が集まるAFTでWSをやる意義を考えながら企画したこの2つのWS。
WSの方向性をスタッフでとことん話し合って、この大きなアートイベントに参加したことで、次に繋がるWSとなりました。そして、私達の活動がさらに伝わり、厚みのあるものになっていくのではないか?と感じずにはいられません。
このような機会をくださったAFTの方々・ドイツ銀行グループの方々、参加して下さった子供達・保護者の方々、いつも臨機応変に対応してくれる頼もしいボランティアスタッフの皆さん、一部ご協力頂いたターナー色彩株式会社様、などなど、みなさま本当にご協力ありがとうございました!!
↓お片付け終了後、スタッフと記念撮影☆
さて、「虹の柱」@東松島・番屋の開催は、今週日曜日9/4となりました!
AFTの時点では8/23の開催とお知らせしておりましたが、現地調整などにより延期となっておりました。
現在、一時画伯スタッフはその準備をせっせと進めております。
また、こちらのblogで様子をお伝えしますので楽しみにお待ち下さい。
(ふ)
☆このWSの他の写真は、Facebook一時画伯ページでさらに公開中☆
by ichiji-gahaku
| 2011-08-31 00:04
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