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アーティストによるワークショップ「一時画伯」の活動・情報を発信しています。


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六本木メンタルクリニック日吉孝治先生

先のTWS渋谷でのワークショップで、こんな事がありました。
「僕は車が好きだから車を描こうかな」とスタートしたお子さん画伯が、途中から「こうやって津波が来るんだ」「これは瓦礫、ぜーんぶ瓦礫になっちゃったんだ」とひたすらに絵具を塗り込め始めました。止まらない彼の衝動に、混色しても濁らないような絵具を彼の周囲に置くという位しか配慮出来ませんでしたが、とにかく私達は彼の話に耳を傾けお絵描きのサポートに徹しました。ある瞬間に「おーわり!」と画伯はスッキリした顔で筆を置きました。まさに「吐き出した」という瞬間でした。
後で聞くと、彼は親戚の住む被災地を訪ねて帰ってきたところだったそうです。


ストレス下にあるお子さんに画伯になってもらうために、心のケアについて一時画伯もきちんと向き合っていかねばなりません。
そこでスタッフ一同、六本木メンタルクリニックの日吉孝治先生に先月お話を伺いました。
日吉先生は震災前から、そして今も、休日はいわきの病院で診察していらっしゃいます。

津波を体感した方、被害にあった方、原発で避難を強いられている方。被災している方々の状況も様々で、心の有りようもそれぞれだそうです。ただ、誰しもこれからの現実という大きすぎる問題に直面して、心が揺らぐ隙間さえも限られている。

その現実を理解する事が出来るがゆえに心を痛めている年齢から、訳も分からず不安定な気持ちになっている子どもまで。創作を通して吐き出す事は求められているようです。

時間と共に、彼らを取り巻く環境も心の状況も変化していく事でしょう。
これからも一時画伯は日吉先生にご協力願いながら、慎重かつ大胆なワークショップの開催をこころみていきます。

(流)
by ichiji-gahaku | 2011-05-07 01:24 | サポーター